私は小学校のころ、3人の見知らぬ女の子に囲まれて、やってもいないことをやったと言われ、責められたことがあります。
どうしていいかわからず、その日、家に帰って母と姉に話しましたが、私の悲しい気持ちは受け取ってもらえませんでした。「違うって言ったの?」「こう言えばよかったのに」と言われ、その時のいやな気持ちをわかってくれなかったとがっかりしました。
大人になってから、気がつくと、私は相談をしたことがほとんどありません。人に相談をすることを思いつきません。
自分が大変になっても、自分ががんばればなんとかなる、と背負いすぎて、病気になってしまいました。そしてピアノ教室のお子さんや保護者からほとんど相談を受けないまま過ごしてきましたが、「意欲を引き出すコミュニケーション」を学んで、それがとても異常なことだと気がつきました。
コミュニケーションは学ぶことができます。
コミニュケーションとは「相手の意欲を引き出すこと」。私はこの言葉が大好きです。
そしてコミニュケーションは1回じゃないですよね。お子さんや人と関わるたびに使っていけるのです。だから、少しうまくいかなかったからといって「失敗した」と思わないでください。使えば使うほど、わかっていくものなのです。相手のことも、自分のことも。
自分の伝えたいことが相手に伝わり、相手の伝えたいことがスッと心に入り込み納得できると、子育て、人間関係、人生が変わります。
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