怖れは苦手になる

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守りすぎると、不都合が出る

自分が困っていることは、守りすぎているから

人間は、究極的に言うと、怖れが起こると、安全な道をとります。

自分にとって困ったことが起きている時、困ったこと=怖れ、です。安全を確保するために、そこから離れます。すると、現実世界には起きていない時も、守ろうとする癖が出てしまいます。その方が安全だと、体が覚えてしまっているからです。すると、現実の中で「元の原因とは違う問題」として現れます。

たとえば、私は、子どもに関わることが苦手でした。

  • 子どもが騒ぐのが苦手
  • 子どもが宿題をやりたがらない時、無理にやらせるのが苦手
  • 宿題を見てあげることが苦手

しかし、私が子どもを苦手だと思っていたからではなかったのです。

感じないようにしていた気持ちが、思い込みのメガネをつくっていた

気持ちを吐き出すことは、悪いことではない

大元は私が、母に対峙した期間、子どものように騒ぐ母が嫌だったことから始まっていました。思うようにならないと子どものように騒ぐ母と対峙した時、私としてはとてもつらく、大変で嫌だったのですが、いちいち嫌だと感じると生きていられないので抑圧してしまったのです。

すると、抑圧した感情は一瞬なくなったようにも見えますが、押さえつけていたので、現実の子どもたちが騒ぐようになると、なくしてしまったはずの感情が「反応」として私の体の症状として、急に湧いてきてしまっていたのです。

  • 母が騒ぐと、見たくない・聞きたくないとなかったことにする。(人の防衛機制である抑圧)
  • 子ども達が母のように騒ぐように見える。(人の防衛機制である投影)

子ども達は子ども達であって母ではありません。だから、騒ぐ子ども達に体がすくんでしまって自分からアクションをかけられないことが、問題になります。

私がクライアントなら、「子ども達が騒ぐと、動けなくなるんです」と言うでしょう。

こうした大元の嫌だった出来事は、現実に起きていないのに、現実に起きたようにとらえてしまう・・・こう言われるのが嫌だ…、こうするのは苦手…、そういう「困った」こととして、現実にあらわれる時、そこにはビリーフ(自分にとっての真実であり、つらく悲しいこと、主観のめがね)があります。

自分を安全にするためいやな感情を閉じ込めてしまう

感情は忘れることができない

コーチングをしていると、こうしたケースはとてもよく見られます。

いちいちイヤな感情を抱えていると、苦しくなるので、自分を安全にするため、なかったことにしてしまうんですね。それでも、一度湧いた感情は、なかったことにはできないので、我慢していたことが苦手意識になったり、身体症状として出て来てしまうんです。

苦手なものは苦手じゃないか?と思うかもしれませんが、私は子育てというものが、初めてです。過去にやったことがないことを一概に「苦手」と言うのは、ビリーフが原因なことがあります。

私は自分のためのNLPコーチングで、体がすくんでしまう原因がわかったことで、過去の感情を完了させました。その後も、子ども達にはいろいろありましたが、今は、よく関われていると思います。

苦手は、未知のものに感じやすい

気持ちを溜めずに自分で自分に共感する

今年はもう一つ取り組みたい課題がありました。毎日の食事です。今年9月に子ども達の学校でリモート授業がありました。我が家はリモート授業を受けさせることにしましたが、毎日の食事をどうしようか迷いました。いろいろ考えた後、私が自宅で給食を再現することに決めました。

それまでの私は、食事の支度が面倒で仕方ありませんでした。それこそ、食事づくりが苦手、という状態でした。

でも、よく考えると、食事そのものが苦手なのではなく、子育て中の時間がない中で、メニエールの病気をしてから、段取り良く出来なくなったことが原因だったのです。めまいが起こると、家事がとてもつらいので、つらい気持ちを誰にも言わずに抑圧してしまったのですね。コロナで自粛期間中に、毎日食事作りに追われるようになり、これはどうしよう!と思っていました。と、同時に、これから食事づくりについて、私自身が向き合わねばいけない課題だとも思いました。

そんな矢先のリモート授業でしたので、これは良い機会を得たと思い、少し頑張ってみました。

食事の支度は、毎日給食メニューを作るうちに、体が慣れていきました。毎日の給食づくりは、大変というより、楽しくすることができました。そうしていくうちに、普段インスタントものを作る時でも、野菜があれば刻んでいれたり、玉ねぎをあらかじめ皮をむいておいたりできるようになっていきました。そしてそれなりに段階を踏んで、乾燥しやすいネギや葉物を乾燥しないように包んだりと、丁寧に下処理を済ませられるようになっていきました。

「苦手」と思い込んでいることでも、やってみると意外と面白いものです。どうせ食事をするなら、美味しいものを食べたい。それに、仕事で面倒だなあと思うこともあるので、毎回立派な食事をすることができないこともあります。手を抜くところ、丁寧にやるところ等、その時や気分に応じてできるようになりました。そして前もってやれなかった時でも、自分を責めずにいられるようになったので、とても楽になったと思います。

苦手というのは、怖れがベースになっていることもあるので、コーチングで、怖れの根源である自分の感情を完了させていきます。すると、何もしていないのに、いつの間にか変わっていき、苦手でなくなっていくのです。

それは葛藤がない、少ないという形であらわれていきます。

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